橋口組 クランクアップ。

橋口組2日間(5/26・27)の撮影が無事クランクアップしました。
ほんの2週間前に自己紹介からはじまった橋口監督クラスも
いつの間にか「橋口組」となり、演技コース、制作コースそれぞれの
受講生の表情も変わり始めたころ、ついに撮影本番の日を迎えました。

さわやかに晴れた朝6時。某事務所をお借りしての撮影。
机を移動させたり、小道具をセッティングしたりと撮影準備が
あわただしくスタート。
照明やカメラなどの機材、衣装や小道具、その他もろもろ荷物たくさん・・。
人もモノも入り乱れ、「さわやかな朝〜」が一気に混沌とした撮影現場に。

最初のシーンは事務所前の道路でのシーンです。
「車から荷物を下ろす」この動作を撮るだけですが、
荷物を下ろす位置、顏や体の角度、ちょっとした動き(帽子を触るとか)
など何度も確認しながら、テストを繰り返します。
橋口監督は丁寧に動きや、その役柄の状況や心情を説明してくださいました。
これは、撮影前のワークショップでのリハーサルやエチュードのときも
そうでしたが、撮影現場でも
段取りや、うわべだけではない、その役柄の心の動きを表すために
必要な説明を根気強くしてくださいました。

日曜の夜が終わり、月曜の朝が明けるころ最後のシーンを撮り終え、
橋口組クランクアップ。

緊張のあまり、食事がのどを通らなかった人、
おなかが痛くなり薬を飲みながらも頑張った人、
キャストには選ばれなかったけど、朝まで撮影現場に残って見学をした人、
長セリフに悪戦苦闘した人、
小道具の台本つくったり、チンジャオロースつくったり、衣装管理したり
モニター設置したり、慣れないことを必死にこなした2日間の撮影が終わりました。
撮影の上野さん、録音の島津さん、助っ人にきてくれた方々、
松永助監督、伊月助監督はじめシネマインパクトスタッフのみなさん、
いつもよりちょっといいお弁当を用意してくれた山本監督などたくさんの人が
集まって迎えたクランクアップ。


「人生はSF、思いがけないことが起こる」
台本にあったセリフです。
ほんとに人生は何が起きるかわかりません。
演技経験がある人ない人、映画制作の経験がある人ない人、
どんな人も2週間のワークショップを経て
みんなでほんとに映画を1本撮ってしまうんだから。
撮影がすべて終わった後のみんなの笑顔が素晴らしかったです。
橋口監督の「つかれた〜」の一言のあとの笑顔も素敵でした。
汗をかきながら、全身全霊、このワークショップに集まった受講生たちに
たくさんのことを教えてくださった橋口監督に感謝です。
ありがとうございました!